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低刺激でお肌に優しいワセリンは、赤ちゃんのお肌のケアに役立ちます。
本記事では、赤ちゃんへのワセリンの塗り方や使用する際の注意点などを紹介しています。
目次
ワセリンを使った保湿のやり方
生まれてすぐの赤ちゃんは皮脂分泌が盛んなので、ワセリンを塗って保湿する必要はありません。
3ヶ月が過ぎた頃を目安に、乾燥が気になってくる部分へ塗り始めるようにしましょう。
また、お肌のデリケートな赤ちゃんには、純度の高い白色ワセリンを使用してあげてください。
白色ワセリンにも極少量の不純物は含まれているので、純度が特に高いサンホワイトを使用してもいいでしょう。
サンホワイトは不純物が非常に少ないだけでなく、柔らかくて塗りやすいのも良いところです。
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顔
赤ちゃんにワセリンを塗るときは、清潔な状態である沐浴後がよいでしょう。それ以外のタイミングで塗る場合には、濡らしたガーゼで汚れを拭き取ってから塗りましょう。
ワセリンを手に取り、手のひらをこす合わせて温めながら伸ばしていきます。顔に塗る量は、極少量(耳かきで一すくいくらい)で充分です。
よく伸びてきたら赤ちゃんのおでこや頬にのせて、指の腹でやさしく塗っていきます。頬や口周りなど、乾燥しやすい部分を中心に薄く伸ばしていきましょう。
最後に、手のひら全体で軽く押すようにしてワセリンをよくなじます。
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唇
赤ちゃんの唇にワセリンを塗るときは、唇とその周りに薄く伸ばしたワセリンを塗ってあげましょう。舐めて口に入るのが心配な場合は、唇の中心部には塗らないようにしましょう。
赤ちゃんの唇にワセリンを塗ることで、保湿だけでなくよだれかぶれの予防にもなります。
よだれは生後数ヶ月頃から始まり、離乳食を食べるようになる頃には常によだれが垂れ続けている赤ちゃんもいます。また、食べこぼしや指しゃぶりも手伝って、赤ちゃんの口まわりが荒れやすくなるのもこの時期です。
そんなときにワセリンを塗ることで、肌トラブルの原因となる刺激から肌を守ってくれるでしょう。
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体
赤ちゃんの体を保湿するときも、入浴後すぐ(5分以内)にワセリンを塗ってあげるのがよいでしょう。
お風呂上りの水気を残した肌に、ワセリンを塗っていきます。
米粒ほどのワセリンを手に取って、手のひらをこすり合わせて温めます。柔らかくなったワセリンを、赤ちゃんのお腹や胸、背中などに伸ばしていきます。
手のひらを使って、やさしくなでるように全身に薄く伸ばしていきましょう。
手脚の関節やくびれ、首などの食い込んだ部分は特に肌が荒れやすいので、優しく念入りに塗ってください。
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目や口の中に入っても大丈夫?
少量のワセリンであれば、目や口の中に入っても問題はありません。
ワセリンは油分であるため皮膚や粘膜に浸透することがありません。仮に赤ちゃんが舐めて体内に入ったとしても、胃腸に吸収されることなく便となって排出されます。
赤ちゃんの口に入れてしまったときは、ワセリンを取り除いた後にうがいなどで口をすすぎましょう。
また、目にワセリンが入って充血や腫れが起こった際は、すぐに病院を受診してください。
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症状別の使い方と注意点
おむつのかぶれ
おしりにワセリンを塗っておくと、おむつかぶれを防ぐことができます。
おむつかぶれは、おむつを長い間つけておくことで肌が蒸れるとともに、おしっこや便に含まれるアンモニアなどが刺激物となって肌に炎症が起きている状態のことです。
おむつが当たる部分にあらかじめワセリンを塗っておくと、ワセリンの油膜がおしっこが肌にくっついたり、おむつで肌が擦れるのを防いでくれるのです。
おしりにワセリンを塗るときは、入浴後など清潔な状態の肌に塗りましょう。肌を刺激しないように優しく薄く伸ばして塗りましょう。
湿疹
生後3ヶ月頃から、赤ちゃんの肌は乾燥しやすくなり、乾燥による乳児湿疹ができやすくなります。おしりや口まわりなど刺激の受けやすい部分がかぶれて、赤いブツブツができることもあります。
これら赤ちゃんの湿疹には、ワセリンで肌を守ってあげるのがいいでしょう。ワセリンが乾燥や摩擦などの刺激から肌を守ってくれます。
よだれや食べこぼしが直接付着することも防いでくれるでしょう。
ワセリンには医薬成分が入っていないので、湿疹を治すためではなく予防するために使うということを覚えておきましょう。
湿疹ができた場合には、医師に相談してからワセリンを使用するのがいいでしょう。
あせも
赤ちゃんのあせもにワセリンを塗ることは控えたほうがよいでしょう。
あせもは、汗や皮脂などが汗腺に詰まってしまうことで起きる湿疹のことです。
ワセリンは皮膚に油膜を張ることで保湿や肌を保護する働きがあるのですが、油膜が汗腺をふさいでしまうことであせもが悪化してしまうリスクもあります。
ワセリンを塗るよりも、クーラーをかけたり、通気性のいい服を着せるなどして、体温調節を助けてあげるほうが効果的でしょう。
便秘
赤ちゃんの便秘を改善する方法として、綿棒浣腸があります。
綿棒浣腸はベビーオイルで行うことが多いのですが、ワセリンをプラスするというテクニックもあります。
綿棒にベビーオイルをたっぷりと染みこませた後に、赤ちゃんの肛門付近にもワセリンを少し付けるという方法です。
ワセリンによってさらに滑りが良くなるので、綿棒を差し込むときの抵抗が少なくなります。
肛門からゆっくりと綿棒を入れた後、綿先をゆっくりと回しながら刺激してください。10~20秒くらい刺激したら、綿棒を抜き出して様子を見ましょう。
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乾燥肌
ワセリンを塗ることで、皮膚から水分が蒸発するのを防いでくれる効果が期待できます。
ここで注意したいのが、ワセリン自体には水分を補う力はないということです。肌が乾燥している場合には、先に化粧水などで水分を与えることが必要です。
乾燥肌の赤ちゃんには、ベビーローションなど刺激の少ない化粧水を付けて肌に潤いを与えましょう。
その後、ワセリンを塗り水分を吸った肌を保護することで、乾燥肌対策となります。
日焼け
ワセリンには紫外線をカットする成分が含まれていないので、日焼け止めとしての効果は期待できません。
ですが、ワセリンと日焼け止めをダブル使いすることで、肌への負担を軽減しながら紫外線を防ぐことができます。
また、ワセリンを塗った状態で日光に当たると、油焼けしたり、日焼けしやすくなるという情報があります。
不純物の少ないワセリンを使用して油やけする心配はほぼないでしょう。また、ワセリンには日焼けを促進する成分は含まれていないので、日焼けしやすくなるということはありません。
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ベビー用のワセリン
健栄製薬 ベビーワセリン
ベビーワセリンは白色ワセリンよりも不純物が少ないため、デリケートな赤ちゃんのお肌にピッタリです。
柔らかくて伸びがいいので、新生児や赤ちゃんから大人まで、スキンケアに使いやすいワセリンになっています。
また、チューブ式容器なのでホコリや細菌が入りにくく衛生的で、持ち運びにも便利です。
ヴァセリン ペトロリュームジェリー ベビー
ベビーパウダーのニオイが香るベビー用のヴァセリンです。
海外製品のため日本のベビー用ワセリンとは使用感が違ったり、香りが強めであるという特徴があります。
ベビー用ではありますが、赤ちゃんよりもベビーパウダーのニオイが好きな大人の方にオススメのワセリンです。
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